Anki 単語帳データ配布ガイド

Anki の書き出し機能は、単語帳単位で apkg を書き出す方式とコレクション全体を書き出す collection.apkg の二通りがあります。

ファイル形式を [Anki 単語帳パッケージ　(*.apkg)]、対象に [全ての単語帳] を選択するとコレクション全体を書き出し、具体的な単語帳を指定した時には単語帳単位で apkg を書き出します。

コレクション全体のデータで更新する場合は、インストール先全体をこのファイルで置き換えるので注意が必要です。 書き出し先のデータを読み込み先に複製することになります。

講習会などで複数の PC に学習データを配布するような時にはこの方法は使えます。

ノートの更新ではカードには変更が掛かりません。カードとは学習履歴とノートやレイアウトへの参照です。 つまり、単語帳パッケージでノートに更新を掛けても、ユーザーの学習履歴に変更を掛けません。

に変化がないことです。

カードテンプレートの内容の書式情報 (スタイルシート) やレイアウト (テンプレート) は変更しても問題ありません。ノートタイプがインストール先に読み込まれれば、既存のノートに対しても反映することが出来ます。

ノートタイプの互換性がある限り、後からその単語帳へのアップデート版を作り続けることが出来ます。 後でノートを追加して再度配布した場合、既に持っている人には追加分がアップデートでき、新たにもらった人は最新版全体を受け取れるようになります。

同じ単語帳パッケージファイルで、新規に使う人は全てのデータがインストールでき、更新分だけ必要な人は、更新分だけを読み込むことができます。

単語帳作成者がノートタイプを更新してしまうと互換性が失われると、ユーザー側でアップデート版をあてても、新規に追加したノートだけがインストールされ、既存のファイルに更新が掛けられなくなってしまいます。

これは、ユーザー側にも当てはまります。ユーザーがノートタイプの編集をしてしまうと、アップデートを掛けられなくなります。

読み込み先に同じノートタイプがあると、更新分のノートタイプは名前の後にハッシュ値を追加します。 この場合全てのノートは、新しいハッシュ値付きのノートタイプ名に統一します。

更新した単語帳を AnkiWeb に同期し、単語帳名を変更せずに再度共有すると、同じ URL が使えます。

ダウンロードファイルを、サーバー上に配置します。akpg ファイルの名前は、前のバージョンから変更しても更新が掛かります。

ファイル名は自由に決められますが、例外は collection.apkg です。正しく動作しません。

メール添付やその他のコミュニケーションアプリのファイル添付機能で配布することもできます。

apkg ファイルを開きます。あるいは Anki の読み込み機能を使います。

ブラウザーでダウンロードするか、メールに添付して、[Ankiで開く] を選択します。 DropBox アプリでは、[別のアプリで開く] - [Anki にコピー] を選択します。

AnkiMobile の iTuens ファイル共有の読み込み (import) 機能は、 collection.apkg 専用です。

ブラウザーでダウンロードするか、メールに添付して開きます。または、AnkiDroid の読み込み (インポート) 機能を使います。