Ankiにおける空欄補充問題の作り方
2014-10-03 更新Anki上で空欄補充問題(穴埋め問題, Cloze Deletion)を作る方法を説明します。空欄にヒントを加える方法、複数の空欄を設定する方法、解答キー入力機能を使った応用例を紹介します。
ノートタイプの設定
まず基本的な、空欄補充(穴埋め)問題を作ってみましょう。 穴埋め問題を作るには、ノートタイプを[穴埋め(cloze)]に設定する必要があります。追加ウィンドウの左上のボタンを押して設定します。
一番単純な例
かんたんな例として次の引用文から"many"を問う空欄補充問題を作ってみましょう。
If you want to have good ideas you must have many ideas.
Linus Pauling
設定の仕方は、追加ウィンドウで、"many"を選択し、[…]ボタンを押します。
すると"many"は、{{c1::many}}
に変わります。
この部分は自分でタイプしても構いません。
If you want to have good ideas you must have {{c1::many}} ideas.
このカードを実際に表示すると {{c1::many}}
が[…]に置き換わります。
ヒントを加える
穴埋めの設定は単語毎に設定する必要はありません。
manyの先頭の"m"は表示する例
If you want to have good ideas you must have m{{c1::any}} ideas.
カードには次のように表示します。
mだけを残して空欄表示する
If you want to have good ideas you must have m[...] ideas.
[…]の内容をヒントに置き換えることもできます。
空欄表示[…]を[how much]に置き換えた例
If you want to have good ideas you must have {{c1::many::how much}} ideas.
カード面の空欄表示の中にヒント[how much]が表示されます。
空欄内にヒントを表示
If you want to have good ideas you must have [how much] ideas.
複数の空欄を設定する
一つの文に複数の空欄を設定することもできます。先ほどの文に"good"を空欄に設定を追加してみましょう。
If you want to have {{c2::good::quality}} ideas you must have {{c1::many::how much}} ideas.
この場合、一つのカードに空欄が2つできるのではなく、空欄を一つ含むカードが2枚できます。
"many"を問うカード
If you want to have good ideas you must have [how much] ideas.
"good"を問うカード
If you want to have [quality] ideas you must have many ideas.
注意 複数の空欄を設定する時、入れ子にすることはできません。
キー入力機能を追加する
解答をキー入力する問題も作成できます。 この場合は、カードテンプレートの編集が必要になります。
穴埋め問題の下に、解答を入力するフィールドを設定できます。
穴埋め問題の解答をテキストフィールドにキー入力し、[解答を表示]ボタンを押します。 間違っている場合は正解と比較結果を表示します。
具体的な設定例は、Anki解答キー入力機能の使い方で説明しています。
穴埋め問題の詳しい説明は、ユーザーマニュアル穴埋め問題をご覧ください。