AnkiMobile が提供するデータ検索機能の使い方を説明します。検索用の特別なキーワードを使いこなせるようになれば、複雑な検索条件を利用した高度なカスタム学習セッションの設計が可能になります。iPhone を例にして具体的な操作方法を説明します。

データ検索

AnkiMobile Flashcards に収録しているカードを検索するには Find Screen (検索画面) から行います。 単語帳を選択し学習画面から画面上の Quickbar から [Find] を選択すると Find Screen が開きます。 ([Tools] – [More] – [Find] を選択しても同じ結果になります。)

検索画面
図 1. 検索画面

既定では検索欄に deck:current (意味:選択中の単語帳) と入力済みになっています。そのまま右下の [Search (検索)] ボタンをタップすると、選択中の単語帳のカード一覧を表示します。

さらに検索条件を追加するしてカードを絞り込むことができます。deck:current を削除すれば、全ての単語帳から検索できるようになります。

検索結果
図 2. 検索結果

Anki と AnkiMobile のデータ検索では、先ほど取り上げた、deck: のような特別なキーワードを共通に利用できます。 その一例を参考までに紹介します。

Table 1. 検索条件例
項目 条件

今日追加したカード

added:1

今日学習したカード

rated:1

今日間違えたカード

rated:1:1

新規

is:new

学習中

is:learn

復習

is:review

期日

is:due

保留

is:suspended

延期

is:buried

無駄

tag:leech

単語帳 中学英単語

deck:中学英単語

ノートタイプ 英語単語

note:英語単語

タグ Grade1

tag:Grade1

詳しい検索条件は、Anki User Manualとその日本語訳をご覧下さい。

PC 版 Anki との連携のポイント

PC 版の Anki が利用できる方は、マニュアルを使わなくても、カードブラウザを操作しながら検索条件を設計できます。 詳しくは、Ankiのブラウザーの使い方とデータ検索で説明しています。 PC 版 Anki で設計した条件をフィルター単語帳などの形で同期すれば、AnkiMobile に簡単に導入できるようになります。